今日は。御無沙汰しました。
如何お過ごしでしょう。こちらは、山桜もおわり、ソメイヨシノが咲いています。
さて、作品展を開催していることもあり、再々旅行人山荘へこの一月、
伺っています。嬉しい事でした。足湯を頂いたりしながら遠く桜島や錦江湾を眺めたり
大浴場に併設されている露天風呂につかり、しみじみ幸福感を味わったりと
盛りだくさんの一月でした。
さて、つい先日作品展場でのこと。
熱心に覗きこんでらっしゃる方がいらっしゃるなぁとは思っていました。
ご紹介によれば、優秀な学校をその昔出られた方のようです。
私の事も作品をつくっている人だとご紹介して下さいました。
その方は、熱心にまだ覗きこんで、こちらのほうもあまりご覧になりません。
その作品は、私の大好きな小さな作品でした。
阿蘇へ10数年前行った際、原生する野草の展示館があり、そこの
パンフレットに載っていた釣鐘人参の可憐な花を写してスケッチしたものでした。
写真は1,5センチ×2センチくらいあったでしょうか。小さな小さな写真。
ある日、そうだこれを刺して見ようと、繊細さを出すために刺繍糸1本取りで
赤い花弁を刺したものでした。 バックは、麻っぽい生地。
てっきりその釣鐘人参の作品を見て下さってると勘違いをした私は、
そのいきさつをお話しました。
可笑しいのはここから。
キルト展でキルトを見てらっしゃると思いきや、その方はキルトにまったく興味が
なかったのです。それはそれでいいのです。 詳しくはお話できませんが、
興味があったのは額のほうでした。 私の早合点でキルトではなかったのです。
紹介して下さった方も戸惑い気味。私は、どういうわけか笑いだしたくなり
必死でこらえ、お見送りしたのでした。
どうも人間って、あまり思っても見ないことが起こったり、
初めて遭遇することが意外過ぎると可笑しくなる方に振り子の針が
動くのかなぁと自分のことなのに思ったりしたのでした。