頭の中は凍ったように何も考えられず、シェリーを抱きしめ、葬祭場へ向かいました。
何度も可愛い動物たちを見送った私でしたが、シェリーは12年前に我が家に里子として
やってきました。生後半年と聞いていたような気がしていましたが、あとで、ある方から
もう若い犬というくらいにはなっていたのではないかと、1歳半から2歳くらいでしょうか。・・
子犬ではなかったと。・・・
そういえば、正確な情報を調べていませんでした。それから、大切な我が家の一員として
いえ、それ以上の愛しい存在として今日まで暮しました。
どんなに幸せな12年間だったか。巡り合えたことに感謝しています。
さて、断腸の思いでシェリーをお願いし、抱いていた腕から離しました。
秋空に、高い煙突からうっすらと煙がたなびいて上っていきます。
シェリー、ありがとう、そしてさようなら。また絶対巡り合おうね。どこかで。
見上げながら心で話しかけました。・・・
空っぽの心を抱いて家に帰りつくと玄関脇に、大きなお花のお届け物が。・・・
お教室のМ屋さんからでした。シェリーの病状を心配して下さっていたので、
今日逝ってしまったことをご報告していたのです。優しい心遣いがありがたく
シェリーのお骨の横に飾らせて頂きました。嬉しいね。シェリー。
M屋さんから、シェリーにお花が来たのよ。・・・空から見てね。・・・・