シェリーナおばさんは、今年で80数歳。
戦争で、かけがえのない人達を失い、
学校の友人達も沢山亡くしています。
当時はちょうど中学生くらいだったようです。
最愛の人達を失う悲しみ。・・絶望感。
平和という絶対に守らなければいけないものを、戦後70年経過した今
あまりにも意識がかけ離れてきているのではないかしら・・・と
危惧しています。
おばさんは、普段物静かで、穏やかな女性ですが、現在のこの国の進みように
眉を曇らせています。
ちょうど一年前のこの時期も、お会いしていました。
「 希望に満ちた愉しいことをお話したかったのだけど…
今回は、前にもまして私達日本人にとって深刻な状況になってきたというより
他なりませんね。」 シェリーと私は、じっと耳をすまして聴き入るのでした。
おばさんは、何かとても重要なメッセージを伝えたいようでした。