長島を堪能したその帰り道、最後に、是非灯台を観ませんか・・とKさん。
赤土のジャガイモ畑を抜けて、道は下り坂に。
そこには、波も直ぐ間近に打ち寄せる岬の突端に、今は無人の白亜の灯台。
Kさんが、幼いころの話として、島には漁業以外これといった現金確保の産業がなく
そんななか、灯台を守る方々は国家公務員としての安定した暮らしがあり、
そこから学校へ通う子供たちの衣服も、島の子供たちとは 全然ちがうものであった・・と
遠い暮らしの思い出を運転しながら話されました。
なにか、映画のような情景が一瞬浮かびました。
知らなかった事がこの年でいっぱいあるなぁと深く心に感じました。・・・
きっとそんなお子さんたちもいまでは、立派な大人。
島を離れている人もいるかもしれません。
お盆やお正月、この美しい海を観に帰省なさっているのかもしれません。・・・
そんな気がしました。