博士はノルウェーの平和学者。世界各地で紛争の解決にかかわってきました。
日本の市民らの求めに応じて来日。さて続きをご覧ください。
博士
「領有権を主張しあっている土地は、共同管理する。
尖閣諸島も竹島も、北方領土もです。 それぞれに言い分があるのですから、
そうでないと解決できません。答えは実にシンプルなのです。」
「大切なことは、未来の理想的な状況から考えてみることです。
あなたは将来、どのような北東アジアに住みたいか。
このことをそれぞれが真剣に考えて行けば、共同体はそう遠くない将来に実現すると
思っています。」
問い
日本とのかかわりが長く、中央大や立命館大などで教えてこられました。
積極的平和への理解は深まっていると思いますか。
博士
「 例えば江戸時代は、消極的平和です。戦争はなかったものの、対外関係で何も
することがなかった。
積極的平和を実現するためには未解決の問題を解決して
紛争の種をなくしていく必要があります。
解決には和解が伴わなくてはなりません。
日本は 中国や韓国との和解に向けたプロセスがまだ十分ではありません。 」
問い・・・平和貢献の為に具体的に何が必要ですか。
この問いの博士の提言は、次へ続きます。