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占領下の遺物

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この写真には、お呼びでない人物がうつっていますがお許し下さい。                             

この写真は、昨年の夏・・ちょうど半年くらい前

リトアニアへソフィアちゃんの洗礼式参加の為、旅に出た時の写真です。                         

橋のたもとに立っていますが、その橋には、両方の端に立派な銅像が                  

附いています。                            

これは、リトアニアが旧ソ連に占領されていた時の遺物です。                            

                      
共産党を象徴する銅像ですね。


宗教は否定され、勿論、神を信仰することは許されません。                             

                                                           
それまで、平和な日本で・・70年も安泰だった国で平穏に暮らしてきたものにとって、                     

実感としてすぐには理解できず混乱しました。                                             

旧ソ連が侵略していた当時は,KGBのビルもありました。

そのビルは第2次世界大戦中ナチス時代にはゲシュタポに                

使用されていたそうです。ああ!

荘厳な歴史ある教会も、先の占領下で破壊され、いまだ修復叶わなず                     

痛ましい姿のままで開放されているところもあるのでした。                                                     

立派であっただろうその厳かな教会の入り口に年老いた孤高の神父様。                      

今でも、そのお顔が目に浮かびます。                                            

リトアニアは、まだ安定して25年ほど。・・・                             

このように、隣国とのせめぎあいで辛酸をなめた歴史を持つ国の人々は、

平和に対して真摯で、けっして手放さない決意があると                      

感じずにはいられませんでした。                                              

平和を弄び、軽んじて、ないがしろにすることは、取り返しがつきません。                     

戦争とはそういったものなのです。

リトアニア旅行の写真を改めて見直す夕暮れ・・・・                                   


  手から平和の女神を放してはなりません 。                                        

この過酷な体験を生き抜いてきた聡明なリトアニアの人達の目に ,                                    

今の日本の状況は、どういうふうに映ってているのでしょうか。・・・・
                               

                            





















                  


      
by sheri-sheri | 2015-02-12 14:48 | リトアニア旅物語
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